最近様々な SNS で発信されている方から、音声コミュニケーションアプリ『Clubhouse』の情報が発信されていますが、『Clubhouse』と同時に『FOMO』という言葉も関連ワードとして、発信されています。
このFOMOとはなんでしょう?
そして、FOMOに対するJOMOとは何かという事を解説していきたいと思います!
1.情報化社会の不安。。FOMOって何??
FOMOとはFear of Missing Outの略で、『取り残される不安』、『見逃すことへの恐れ』と訳されます。最近オックスフォード辞書に登場した言葉だそうです。
例えば、何もせずに家でゴロゴロしている時。どこかで楽しいことが行われていて自分だけが誘われていないのではないか?という不安や、友人同士の会話についていくために、常に SNS を見ていなければいけないような、切迫した気分になることを指します。
・楽しい事を見逃すかもという不安感
・自分だけが置いて行かれているような孤独感
・繋がっていないといけないような切迫感
などなど。
仮想通貨バブルが起こった時に自分も早く参加しなければ儲け損なってしまう!と考えてしまうのもFOMOですね。
なんだか自分で自分のことを追い込んでいるような。。。
そんな不安感。
私にも身の覚えがあるような気がします。
大量の情報に触れられる現代では、より刺激的なものがどこかにあるのではないかと考えたり、勧められる様々な情報を片っ端から見ようとしてしまったりするため、必要以上のインプットで疲れてしまうのだと思います。
あれしなきゃこれしなきゃ、という状態は心にとってあまり良くないですね。。。
そんな『FOMO』と対をなす考え方、失う事を楽しむための考え方『JOMO』です!
2.不安なFOMOを避けるために!JOMOを取り入れよう!
JOMOは『Joy of Missing Out』の略です。『取り残されることの喜び』と訳されます。
つまり他の人が何をしてるのかを気にせずにその瞬間に自分がしていることを楽しむことを指します。
FOMOは社会や仲間から外れるということを恐怖に感じることですが、JOMOは「社会から外れること」「一人でいること」を楽しむという考え方です。
考えてみて下さい。
あなたが金曜日の夜に家にいて、一人で好きな映画を見ている時、Instagram を見るとあなたの友人がおしゃれなレストランやバーで友達とパーティーをしている写真を見かけたとしてます。
この時『FOMO』を感じてしまうと、
なんで、誘ってくれなかったの?
私はこんなことをしていていいの?
と考えて、せっかくの金曜日の夜が台無しになってしまいます。。。
SNS がない時代であれば、このように、他の誰かが楽しんでいることと自分を比較して、自分を不安にさせる情報はなかったかもしれません。多様な情報を浴びて精査することが正義とされる現代ならではの弊害だと思います。
そんな時に、『JOMO』に切り替えます。
JOMOは全てを忘れて、自分に関係ないことお考えないようにします。SNSを一旦やめて、今自分がしていることに五感のすべてを集中させます。
きっとあなたが選ぶべき人生は、SNSで社会や友達を監視し続けることではなく、より自分の人生を楽しむためにどう行動するか考えることだと思います。
なんで私のところだけ、太陽は照らしてくれないのか!
と文句を言っても始まりません。。。
自分でコントロールできないことは受け入れてできることに集中するのが、JOMOです。
3.GoogleもJOMOを導入!
Google もより健康的な消費者の習慣を促進するため、
「優れたテクノロジーは私たちの生活を邪魔するのではなく、改善するはずです」
とGoogleはデジタルウェルビーイングページで述べており、アプリの使用を制限したり定期的な休憩を提案したりするツールについて説明しています。
テクノロジーを否定して石器時代に戻るのではなく、テクノロジーを意識的に使用して良い人生を送りましょうということですね。
4.効果的なJOMOのために瞑想を!
今やるべきことに集中する『JOMO』を取り入れるためには、リラックスして居心地のよい状態を作ることが良いとされています。
様々な方法が提唱されていますが、最も効果的とされているのは瞑想です。
集中を妨げるスマートフォン、TVの電源を切って集中します。
毛布やクッションで居心地のよい環境を作ったり、植物や日光を取り入れて心身がリラックスできる環境を整えるのも良いと思います。
瞑想のやり方に関してはこちらの記事を参考にされてください。
5.まとめ
FOMOという情報化社会特有の、”自分で自分を苦しめてしまうような考え方”をやめて、JOMOという”いま目の前のことに集中する”という考え方を取り入れることで、より幸せになりましょう!というお話でした。