【幸せホルモン】オキシトシンの効果を解説 | 思いやり、スキンシップ、瞑想で幸せな脳を作る!

心・メンタル

皆さんはどんな時に幸せを感じるでしょうか?大好きな人と一緒にいる時、美味しいものを食べた時、ギャンブルで勝った時など、様々な瞬間に幸せを感じると思います

今回はそんな”幸せ”を感じさせるホルモンのであるオキシトシンについて解説します。

この記事の内容

・オキシトシンは幸せな時に分泌されるホルモン

・幸せを感じる以外にも、学習意欲が向上したり、ストレスが低減するという効果がある

・恋人やペットとスキンシップをしたり、家族団らんの時間を過ごしたり、人に親切をすると分泌される。

・思いやりや他の人の幸せを願う瞑想することによって、オキシトシンが分泌される。

1.オキシトシンって何?

オキシトシンとはどのようなものなのでしょうか?

オキシトシンは幸せな気分を感じた時に分泌されるホルモンです。

以下のような効果が確認されています。

  • ストレスが緩和する
  • 不安や恐怖心が減少する
  • ポジティブになりやすくなる
  • 他者への信頼の気持ちが増して、社交的になる
  • 学習意欲、集中力向上

ただ幸せを感じるだけではなく、社交的になったり学習意欲や集中力を向上するという非常にメリットがあるホルモンということですね。

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ちなみに、「オキシトシン」とはギリシャ語で「Oxytocin」と記述され、早く生まれる、との意味になるそうです。

さて、このような幸せホルモンのオキシトシンはどんな時に出ているのでしょうか?

2.オキシトシンはどんな時に出るの?

オキシトシンは「抱擁ホルモン」「愛情ホルモン」とも言われ、愛情を感じた時に脳内に分泌されるホルモンです。

基本的には愛情を感じるような仕草をすると、脳内でオキシトシンが分泌されます。

①スキンシップ(ハグ、キス、性交渉)

恋人とのハグや頭を撫でたりする仕草であったり、ペットの犬や猫の背中やお腹を撫でたりする仕草でもオキシトシンが分泌します。

恋人やペットと触れ合っている時間に感じる幸せはオキシトシンの影響が多いと思われます。

キス、性交渉など積極的に相手と触れ合う行動もスキンシップの一部とみなしてよいと思いますが、相手が嫌がるような行動であったり、刺激のみを求めるスキンシップであれば、オキシトシンよりもアドレナリン、ドーパミンの方が優先的に分泌されている可能性があります。

②親しい人と同じ空間にいる(家族、友人、恋人)

家族の団欒、友達や同僚とおしゃべり、恋人と見つめ合う瞬間、安心感家幸せを感じる時にオキシトシンが分泌されると言われています。

直接触れていなくても同じ空間の中で安らぎを感じるような人と一緒にいる時には幸福を感じるものです。そのような気分の時には、脳内でオキシトシンが分泌されている可能性が高いと思います。

③親切をする、される

誰かに親切にしてもらったり、自分の思いやりが伝わったりする時に充実感や幸せを感じることがあると思います。このような時もオキシトシンが分泌されると言われています。

例えば両手が荷物でふさがっている時に、ドアを開けてくれた見知らぬ人が笑顔で対応してくれたり、自分が電車で席を譲ったら相手の方がすごく喜んでくれたりすると幸せな気分になります。

家族や恋人という近い間柄でなくても、気持ちが伝わったと言う嬉しさや幸せを感じることができるということですね。

恋人や家族といつも一緒にいることはなかなか難しいので、親切をするというのは我々の幸福にとってかなり重要なことだと思います。

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3.オキシトシンの効果は後天的に決まる?

オキシトシンは恋人や家族とのふれあいや、思いやりの気持ちで分泌されることが明らかになっており、オキシトシンが分泌されると幸福を感じたり他人との協調性が増したりメリットがたくさんあります。

ただここでひとつ問題があり、実はオキシトシンを感じる受容体の密度が幼少期の生活環境によって異なる傾向があることが分かっています。

幼少期に過酷な環境で育ち、虐待などを受けてきたかはオキシトシンの受容体密度が低くて愛情を感じられなかったり、受容体密度が過剰になって過度に愛情を感じやすくなってしまうことがあるそうです。

幼い頃に愛情を受けることができなかった子供が、大人になって自分の子供にも愛情注げないという事例などもあるのは、このオキシトシン受容体の密度が関係しているのかもしれません。

たくさんのメリットがあるオキシトシンです。ぜひお子様にはたくさん愛情を注いであげて下さい。

4.オキシトシンの増やし方は?

では、オキシトシンを増やすにはどうすればよいのでしょう?いくつかご説明したいと思います。

①安らげる人との時間を増やす

自分が信頼できる人と過ごすことはオキシトシンを増加させます。先ほど説明した通りですが、誰かと一緒にいて幸せを感じる時はオキシトシンが分泌されています。

自分の好きなことを気兼ねなく話せる人間関係を作って、自分が社会の中に溶け込んでいる感覚があるとオキシトシンが出やすくなると思います。

一人で不幸を感じている状態であれば、オキシトシンが分泌されるのはなかなか難しいです。ただし、一人の状態でも以下の方法を使えば、オキシトシンが分泌されやすくなるので試してみてください。

②親切をする

親切をすることによって幸せを感じることができるのは先ほど説明した通りですが、この親切を意識的に行うことによりオキシトシンを増加させることができます。

笑顔で挨拶をしたり、道に落ちてるゴミを拾ったり、お釣りを募金したりという小さなものでも構いません。自分が社会にとって良いことをしているという感覚が幸せにつなが繋がります。この時脳内ではオキシトシンが分泌されています。

結果的に色々な方に親切にすることによって、幸せな人間関係も作りやすくなると思います。

小さなことでも構いませんので、ぜひ日頃の親切を心がけてみてください。

③慈悲の瞑想

慈悲の瞑想とはヴィパッサナー瞑想とも呼ばれるもので、自分自身や親しい人、世界中の人の幸せを願う瞑想のことです。

誰かの幸せを願うという心地よさでもオキシトシンを分泌させることができます。

心を整えることによって、親切な行動も自然とできるようになりさらに日常的にオキシトシンが分泌された状態が作られると思います。

ヴィパッサナー瞑想のやり方についてはこちらを参考にしてください。

自分の中にある言葉が、他人への恨みや孤独への不安であるとなかなか幸せになることは難しいです。

自分の心の中に誰かを思いやる言葉を持つためにも、この慈悲の瞑想を実践してみてください。

5.まとめ

・オキシトシンは幸せな時に分泌されるホルモン

・幸せを感じる以外にも、学習意欲が向上したり、ストレスが低減するという効果がある

・恋人やペットとスキンシップをしたり、家族団らんの時間を過ごしたり、人に親切をすると分泌される。


・思いやりや他の人の幸せを願う瞑想することによって、オキシトシンが分泌される。

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