子どもが物を壊したとき。
食べ物こぼしてしまったとき。
大事なものに落書きしてしまったとき。
どのように伝えればいいでしょうか?
感情的になれば、すぐに”叱る”という行動をしてしまいそうですが、これだけでは伝わりません。
固い言い方になってしまいますが、私たちが子どもに伝えたい事は
「この行動をしてほしくない」という思いです。
今回は、そんな誰かに思いを伝える方法についてです。
1.叱る前にすること
この思いを伝えたいという気持ちがベースに無ければ、どのような行動が適切であるか冷静に考えることはできません。
そして、毎日、毎日叱ってばかりでは聞いてもらえません。
また同じことを言っていると思われるだけです。
そのためには、聞いてもらう状態を作らなければいけません。
それが、⭐叱る前にしていた行動を認める⭐ということです。
こちらの『てぃ先生』の動画で詳しく解説されています。
子供を認めてから叱る。
子供は悪いことをしちゃった・・・と思ったら、子供なりに怒られると思っています。
これから”叱られる”という嫌なことがあると思っています。
嫌なことがあると分かっているときは、耳をふさいで何も聞いてくれません。
まずは、そんな耳をふさぎたくなる子どもの心を開かなければいけません。
そのために、叱る前にしていた行動を褒める。
褒められる事がわかれば、心を開いてくれる。
そして、心が開いた後に、本当に伝えたい事、”してはいけないこと”、”して欲しいこと”を伝える。
2.大人の人間関係でも同じ
実は、子供に限らず大人の人間関係でも有効な方法です。
講演家Youtuberの鴨頭嘉人氏の動画でも、信頼関係を構築するには叱るより褒める方が良いという単純な問題では無く、相手に見てもらえているという安心感があることが重要。と語っています。
つまり、”叱る前にしていた行動を認める”というのは、この方法を使えば叱っても良いというわけでは無く、子どもとの信頼関係を築く方法の一つという事です。
しかし、信頼関係の構築は一朝一夕にはできません。
日ごろから相手を認める姿勢。
相手の良いところを見る姿勢。
少しずつの積み重ねです。
私も伝え方を間違えて、何度も後悔したことがあります。どんな人であれ相手を尊重して、”相手を好きになる!”くらいの思いで伝えると、少しずつ思いが届いているような気がします。
特に感情的になってしまいそうな場面では難しいですが、慣れてくると心でつながるという事が、こんなに清々しいものかと思えるので、お子さんに限らず、どんな人にでも、ぜひ実践してみてください!